くらしと経済 〜2012年放送

9月21日(金)ローコストキャリアで海外旅行がもっと身近に

(金城)
こんにちは。金城わか菜です。
効率を上げて低価格を実現している航空会社、ローコストキャリアの普及が、日本人の海外旅行者数を増加させる背景の一つとなっています。
詳しいお話を野村證券那覇支店支店長の田辺稔さんに伺います。
よろしくお願いします。

(田辺)よろしくお願いします。

(金城)
ローコストキャリア・LCCは、那覇空港にも就航していて私たちにとっても選択肢が広がっています。何と言っても低価格なので利用しやすいですね。

(田辺)
そうですね。LCCは、海外旅行をする人の数を増やす背景にもなっています。日本政府観光局によりますと、2011年の日本人の海外旅行者数は1699万人で、2009年以降2年連続で増えています。

(金城)
昨年は震災の影響もあるかと思っていたんですが増えているんですね。
ところで、なぜLCCは低価格での設定を可能にしているんですか?

(田辺)
LCCの航空会社は手荷物の預かりや飲み物など、機内サービスのほとんどを有料にして航空券を安くしています。また、施設使用料が安い地方空港を利用したり、1つの機体の飛行回数を増やしたりして運用効率を上げているんです。

(金城)
そうですか。1機あたりの飛行回数が増えると聞くと、安全面が気になりますが・・・。

(田辺)
それに関しては大手と同じ厳格な基準を適用しているので問題ありません。
さらに、使用する機種を1種類程度に絞って、整備のノウハウを集約し、教育コストを抑えているんです。

(金城)
そこまで効率化を図っているんですね。

(田辺)
それから運用効率という点でいうと、航空機の空港での滞在時間が短く、一気に業務をこなす必要があります。チェックイン締切り時間も早く、大手だと出発時刻の15分〜20分前なのがLCCの場合、30分前には締め切られてしまいます。
また、トラブルが発生した場合、代わりの機体を用意できず、後続便に遅れが生じる可能性もありますからメリットとデメリットを認識しておく必要はありますね。

(金城)
人件費の徹底的な削減と、効率化で低価格を実現しているんですね。
私たちも、低価格な旅を選ぶか、ちょっとリッチな旅を選ぶか?選択肢が広がります。

(田辺)
そうですね。こちらは海外旅行者の年齢別構成比率を示したデータです。海外旅行をした年齢層が一番多いのが30代で次は40代。
2001年と2011年では海外旅行をする年齢層に変化があります。
あと、日本人が好む海外旅行先の1位は中国、2位は韓国、3位は香港とアジアが上位を占めています。

(金城)
なるほど〜。私がアジア圏に旅行するなら「価格」の安さを重視するかもしれません。

(田辺)
そういう方は多いですよ。
今年5月の調査によりますと、格安航空会社を利用したいという回答は合わせて82.2%でした。
またある調査によりますと2010年の海外旅行費用の平均額はおよそ23万円でした。旅行の予算や飛行機の移動時間などを総合的に考えて上手に利用するといいですね。

(金城)
私は「短距離なら安さ優先」、「長距離なら機内での快適さ優先」で選びたいです。
ありがとうございました。

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