くらしと経済 〜2012年放送

11月23日(金)変化するライフスタイルで需要高まる宅配サービス

(金城)
こんにちは。金城わか菜です。
この時期お歳暮やクリスマスプレゼントなど、何かと贈り物をする機会が増えてきますが、配送手段として欠かせないのが宅配サービスです。
今回は、宅配サービスの現状や今後の展望について
お話を野村證券那覇支店支店長の田辺稔さんに伺います。
よろしくお願いします。

(田辺)よろしくお願いします。

(金城)
通常の荷物に加え、冷蔵や冷凍が必要な食品でも日本全国に送れる宅配便はすごく便利で私もよく利用します。
実際、宅配便で取り扱われる荷物はどのくらいあるのでしょうか。

(田辺)
インターネットなどを利用した通信販売やオークションの需要の拡大に伴い宅配便市場も拡大しています。
国土交通省の調査によると、宅配便取扱個数は前年に比べて5.6%増え、34億96万個となっています。

(金城)
2009年からは約3億個以上も増えているんですね。

(田辺)
金城さん。最近では、宅配サービスはさまざまな分野で広がっているんです。

(金城)
どういった宅配サービスがあるんですか。


(田辺)
長びく不況や「1つの物を長く使いたい」というエコ意識の高まりを受けて、靴の修理と宅配をしてくれるサービスや、「ソーシャルネットワーキングサービスのアカウントやメールアドレスを利用した荷物の宅配サービスがあります。

(金城)
なるほど。

(田辺)
他にも、日本各地の有機野菜などの食材を指定日時に宅配してくれるサービスや、地方のグルメを味わえる「おとりよせ」も注目を集めています。

(金城)
食品の宅配というと、最近ではネットスーパーというのもよく聞きますよね。これはどのような方が利用しているんですか。

(田辺)
ネットスーパーは、「子育てや仕事で買い物に行く時間がない」といった若い世代から「足腰が弱ってきた」「米や水などの重たいものを持つのが大変」といった高齢者まで幅広い年齢層の方が利用しています。
日本は超高齢社会ですし、共働き世帯も増える一方なので、今後更なる成長が期待できます。

(金城)
なるほど。現在、超高齢社会はどこまですすんでいるんですか。

(田辺)
内閣府の調査によると、
2011年10月の時点で65歳以上の高齢者人口は2,975万人と過去最高となっています。また総人口に占める65歳以上の人口の割合は
23.3%となり、国民の2割以上は高齢者という状況になっています。
高齢者を支える手段として、宅配サービスが大きな役割を果たしていくことが予想されますね。

(金城)
共働き世帯についてはどうですか。

(田辺)
2010年の時点で雇用者の共働き世帯は1,000世帯を突破しています。共働きの場合、昼間は荷物を受け取れないため、夜間にコンビニエンスストアで荷物を受け取れるサービスも
あります。

(金城)
時代に応じてきめ細かにサービスが充実されてきているんですね。
宅配サービスは今後どのような展開が求められるのでしょうか。

(田辺)
今後は単なる宅配にとどまらず、配達先が高齢者の場合はそこでの対話を重視するなど、もう一歩踏み込んだ配慮をすることで、宅配サービスはさらなる需要拡大が期待できるのでは考えられています。

(金城)
本日は、宅配サービスの現状や展望についてお話を伺いました。
ありがとうございました。

2012年 記事一覧へ戻る