くらしと経済 〜2012年放送

11月30日(金)賞味期限を気にせず備蓄できる「ローリングストック法」

(金城)
こんにちは。金城わか菜です。
地震など災害の非常時に備え、食糧や水を備蓄しておくことはとても大切なことです。
お話を野村證券那覇支店支店長の田辺稔さんに伺います。よろしくお願いします。

(田辺)よろしくお願いします。

(金城)
田辺さん、昨年の東日本大震災もありましたし、国民の防災への意識が高まっていますよね。

(田辺)
そうですね。ライトや乾電池などを準備したり、さまざまな対策を行っている家庭も増えたと思います。
実際、国土交通省が「東日本大震災後の考え方の変化」について調査したところ、「防災意識の高まり」は52%と最も多く、「節電意識の高まり」が43.8%、「家族の絆の大切さ」が39.9%となりました。

(金城)
ちなみにライフラインがストップした場合、普及するまでにどのくらいかかるんでしょうか。

(田辺)
災害の規模や被害の大きさ、地域性などによっても違いがありますが、一般的には、ライフラインがストップして普及するまでに3日かかると言われています。

(金城)
食糧や水の備蓄も3日分で大丈夫なんでしょうか。

(田辺)
農林水産省が公表している「局地的・短期的事態編」では、2週間分の食料や水の備蓄を推奨していて、3日間分程度は、「包装米販、缶詰、飲料水などの普段から手に入れやすく、簡単なな調理ですぐに食べることができるものをカセットコンロなどと併せて備蓄することが望ましい」ということです。

(金城)
備蓄する際に注意すべきことは何でしょうか。

(田辺)
それは、しまい込んだままにして、チェックをおろそかにしないということです。
万が一の際に、食料品の賞味期限が過ぎてしまっていては、何のために備蓄したのか分からなくなります。
非常食や飲料水は口にするものだけに、より注意が必要と言えますね。

(金城)
そこを、ついつい忘れてしまう人もいるのではないのでしょうか。

(田辺)
そんな人は、「ローリングストック法」を試してみるといいですよ。

(金城)
はじめて聞く言葉です。
それは、どういった方法ですか。

(田辺)
ローリングストック法は、普段の生活の中で無駄のない備蓄をしようというものです。具体的には、普段の2倍の量の食料品を買い、毎日の食事で消費していき、買い貯めた食料品が半分の量になったところで、再び消費した分を補充します。

(金城)
なるほど。日常生活の中で使う食料や水を多めに常備して、使いながらいざというときのために備えるということですね。

(田辺)
その通りです。これは、生活用品のストックにも有効です。トイレットペーパーやティッシュペーパーなど、ローリングストック法を取り入れると万が一の時にでも慌てずに済みます。

(金城)
ローリングストック法のメリットはなんでしょうか。

(田辺)
使う予定の物を先買いしておくだけなので無駄がありません。また、古いものから順に使って循環させられるので常に新鮮な食品や水が備蓄できるといったメリットがあります。

(金城)
なるほど。その他に、震災時の防災対策を教えてください。

(田辺)
そうですね。水がないときに手や食器を拭いたりするための「ウェットティッシュ」や停電の際に冷蔵庫の生鮮食品を保管するのに便利な「クーラーバッグ」なども多めに用意しておくといいでしょうね。

(金城)
備えあれば憂いなし!ですね。是非、実践してみたいと思います。
ありがとうございました。

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