くらしと経済 〜2012年放送

12月7日(金)「リノベーション」需要拡大で変わる日本の住宅市場

(金城)
こんにちは。金城わか菜です。
古い住宅を手に入れ、新たな価値と共に再生させる「リノベーション」が拡大しています。今回は、リノベーションがもたらす現状や今後について
野村證券那覇支店支店長の田辺稔さんに伺います。

(田辺)よろしくお願いします。

(金城)
田辺さん、住まいは一生に一度の大きな買い物と言われてきましたし、できれば中古ではなく新築を手に入れたいという人も多いのではないでしょうか。

(田辺)
おっしゃる通りです。アンケート調査でも、中古住宅の購入には、心理的な抵抗感があるという結果がでています。
「新築の方が気持ちいい」「新築の方が思いのままになる」といった理由で、中古住宅を疎遠するという人が多いのは事実です。

(金城)
ちなみに、「リノベーション」には、「修復・改造」といった意味があると思いますが、「リフォーム」とはどう違うのでしょうか。

(田辺)
必ずしも厳密な定義はないのですが、リフォームというのは時間がたって古くなったものを元通りに戻すことを指します。これに対しリノベーションは、単に古くなったものを元に戻すだけではなく、新しい価値を付け加えるという意味合いがあります。

(金城)
新築か中古かという選択肢の他に今後は、中古をリノベーションするという選択肢も考えられますね。

(田辺)
そうですね。また、リノベーションには、購入者の意向を取り入れて作り替える場合と、予め供給側が作り直していくつかのタイプを用意し、購入者が選ぶ場合があります。

(金城)
なるほど。
ちなみに、リノベーションにはどのようなメリットがあるんですか。

(田辺)
新築なら到底手が出なかった一等地に中古物件が見つかって、それをリノベーションしても、当初の予算の範囲内に収まるといったケースがあるかもしれません。
更に、ライフスタイルに合った住まいにしやすというメリットがあります。

(金城)
新築にこだわらず、中古にまで視野を広げてみるのもいいかもしれませんね。
そう考えると中古住宅の市場も活性化していきそうですね。

(田辺)
実際、ある企業は都内の中古マンションや住宅などを買い上げ、外壁から専有部分、共通部分まで大幅に改修するなどのリノベーション事業を進めています。

(金城)
早速、動き出している企業もあるんですね。

(田辺)
さらに、ある住宅メーカーでは、戸建てのリノベーション現場を、持ち主の許可を得た上で見学出来るようにして、リノベーションの技術力をアピールしたり、建て替えのおよそ半分の予算で済むことなどを説明するユニークな取り組みを展開しています。

(金城)
中古住宅というのは、耐震性をはじめ何かと心配がつきものだと思うので、現場がみられるのは安心感につながりますね。

(田辺)
おっしゃる通りです。国では、2010年に、中古住宅市場を整備して流通性を高め、「消費者が安心してリフォームを行える環境整備を図る」ことにより、2020年までに中古住宅・リフォーム市場を20兆円規模にするという方針を盛り込んだ政策を策定しました。

(金城)
なるほど。
今後、豊富な中古物件が有効に生かされることに期待したいですね。

ここで野村證券那覇支店からセミナーのお知らせです。

(田辺)

(金城)
ありがとうございました。

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