くらしと経済 〜2012年放送

12月28日(金)新たな飲料分野として定着 拡大する「豆乳」人気

(金城)
こんにちは。金城わか菜です。
すっかり飲料ジャンルとして定着してきた「豆乳」。今回は、豆乳市場の現状について野村證券那覇支店支店長の田辺稔さんに伺います。

(田辺)よろしくお願いします。

(金城)
豆乳というと、今は、バナナ味やコーヒー味など、色々な味のものが出ていて、ずいぶん飲みやすくなりましたよね。

(田辺)
そうですね。そもそも豆乳は3つの種類に分けられます。
バナナなどの果汁や野菜ジュースなどを加えたものは「豆乳飲料」。
調味料などを使用せず成分を調整していないものを「無調整豆乳」。
さらに植物性油脂や砂糖類などを加えたものを「調整豆乳」。
この3種には、大豆固形分も決められています。

(金城)
なるほど。さまざまな種類がある豆乳ですが、どのくらいの売上があるのでしょうか。

(田辺)
これまで、豆乳の生産量のピークは、2005年の21万7,042キロリットルでしたが、2011年はこれを上回る過去最高の結果になりました。
こうしたことから、ここ数年は「第三次豆乳ブーム」とも言われています。

(金城)
第三次ということは、第一次、第二次があったわけですね。

(田辺)
はい。豆乳がパック飲料として発売された1979年が第一次ブームで、
豆乳に含まれる健康成分について取り上げるようになった2005年が第二次ブームです。そして、近年、味の種類が増えたことで第三次ブームを迎えているわけです。

(金城)
なるほど。最近は、鍋料理にも使われるようになり、飲むだけでなく食べる分野でも活用できそうですよね。

(田辺)
そうですね。カレーに入れてコクを出したたり、茶碗蒸しに入れてクリーミーにするなど、豆乳料理のレシピも増えています。
また、飲む・食べるだけでなく化粧品としての活用も増え、こちらも好評を得ているようです。

(金城)
大豆の力で体の内側からキレイになるだけなく、直接肌につけて効果を得るということですね。

(田辺)
そうなんです。優れた保湿効果で髪のパサつき防止などにも効果があると言われています。

(金城)
髪にも使用できるのは初耳です。

(田辺)
実際、あるメーカーでは、豆乳の発酵液を使って頭皮の健康状態を整え、髪にボリュームを与える効果があるというシャンプーを出しています。
さらに、入浴剤でも豆乳成分を含んだ製品が販売されています。

(金城)
大豆の健康成分を手軽に摂取できる飲み物として、あるいは健康関連商品の新たな素材として、豆乳関連製品の市場はどんどん拡大していきそうですね。

(田辺)
そうですね。豆乳商品の最大手メーカーでは、今年、茨城県におよそ56億円を投資した新しい工場を完成させました。こうした工場の拡大などによって、今後も豆乳関連商品はますます多種になり品質改良も進むでしょう。

(金城)
他にも、こういった取り組みは行われているんですか。

(田辺)
他にも、ある大手パンメーカーでは、今年、豆乳をパンに練り込む新製法を開発し、何種類か商品化しています。

(金城)
ここまでくると、一時のブームというより、今後の大きな可能性を秘めた商材として、豆乳市場の今後をみていきたいですね。

田辺さん、ありがとうございました。

2012年 記事一覧へ戻る