くらしと経済 〜2013年放送

10月11日 O.A「夢の解読」に成功 謎の解明にまた一歩前進

(金城)
こんにちは、金城わか菜です。
私たちが普段寝ている時に見る「夢」。
身近にありながら、謎の多い学問分野です。
今回は、夢の研究がもたらす未来について
お話を野村證券那覇支店支店長の田辺稔さんに伺います。

(田辺)
よろしくお願いします。

(金城)
寝ている間に見る楽しい夢や、何かヒントをくれるような夢は
覚えてておきたいものですが、起きたらすぐ忘れてしまう事も多いです。

(田辺)
今おっしゃったように、夢は見た本人が忘れてしまうなどの理由で、謎の部分が多い分野なのです。
しかし、着々と研究は進んでいて、現在では夢の内容を解読する事が可能になりました。

(金城)
それはすごい!
どうやって夢の内容を解読するのですか?

(田辺)
「MRI」を高機能化し、脳の反応を把握し
画像化することが可能になった「fMRI」という装置を使います。

(金城)
その「fMRI」について詳しく教えてください。

(田辺)
例えば、人に「本」や「車」など多くの分野の画像を見せ、
その時の脳の反応のパターンを「fMRI」に記録します。
そして、その人が夢を見ている時の脳の反応を観測し事前に記録しておいた
「本」や「車」などの反応を示したら、その夢を見たか確認できるというわけです。
これを実験した結果、約70%の確率で夢の内容を当てる事ができたそうです。

(金城)
夢を見ている時の脳の反応で、内容を解読するわけですね!

(田辺)
はい。
この技術を駆使し実際の夢に近い映像を作ることも可能になっています。

(金城)
まるでSF映画のようですね!
夢の謎を解く大きな手がかりになりそうです。

(田辺)
そうですね。
そうなれば、悪夢に悩む人の治療や、夢と同じく脳内で生じる幻覚の仕組みなどの解明にも役立つかもしれません。

(金城)
なるほど。
精神医学や心理学などの分野で応用できそうですね。

(田辺)
おっしゃるとおりです。
さらに近く実現しそうな例では、夢の内容を把握するときと同じように、
脳の活動パターンを検知して脳の信号で家電などの機械を操作する技術もあります。   

(金城)
それは例えば、「エアコンをつけたい」と思えば、エアコンを操作できるわけですね

(田辺)
簡単に言えばそういうことです。
主に介護やリハビリ、医療分野などでの実用化を目指していて、
夢の研究をしている企業と住宅メーカーなどが共同でプロジェクトを
進めています。

(金城)
お年寄りや体の不自由な方には、
普段の生活で大きな手助けになりそうですね

(田辺)
そうですね。
また、脳の働きをコンピューターで再現する「脳シュミレーター」の研究も進んでいて、これにより人間に近い脳を持つロボットやコンピューターが誕生するかもしれません。
今後の成果が楽しみですね。

(金城)
文字通りの夢のようなテクノロジーが現実のものとなろうとしている事がわかりました。
ここで、セミナーのお知らせです。

(田辺)

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