くらしと経済 〜2013年放送

10月25日(金) O.A薬の調剤にとどまらない活躍をみせる薬剤師

(金城)
こんにちは、金城わか菜です。
主に、医薬品の服薬指導の役割をもつ薬剤師。
今回は、医療に欠かせない薬剤師について
お話を野村證券那覇支店 支店長の田辺稔さんに伺います。

(田辺)
よろしくお願いします。

(金城)
薬剤師と言えば、調剤薬局はもちろん、市販薬を販売しているドラッグストアなどにもいらっしゃいますよね。

(田辺)
そうですね。実は現在薬剤師の方は増えてきていて、厚生労働省の調査によると、2010年12月時点での薬剤師の数は、27万6,517人で、1990年と比べると、20年間で2倍に迫る勢いで増加しているんです。

(金城)
ということは、薬局も増えているんですか?

(田辺)
はい。2011年度末では、5万4、780カ所で、2009年度末から1000カ所以上増加しています。

(金城)
いざというときに頼りになる存在ですから、薬局が増えているのはありがたいことです。



(田辺)
この背景には、超高齢社会に向けた官学あげての取り組みがあります。
2006年に薬学部が4年生から6年生に移行し、より実践的で高度な教育を行っており、それだけ薬剤師への期待は大きいものがあります。

(金城)
なるほど。ちなみに、今後、高齢社会はどのように進展していく見込みなんでしょうか。

(田辺)
内閣府によると2012年10月1日時点で65歳以上の高齢者人口は3、079万人。高齢化率は24.1%です。
2025年には高齢化率は30%を越え、2060年にはほぼ40%になる見込みです。

(金城)
総人口が減少しているのに対し、高齢化率が増えているのがわかりますね。

(田辺)
このような高齢社会に向けて、薬剤師は薬局での調剤に留まらず、医師の訪問診療に同行して薬の服用を指導したり、薬剤師だけで訪問して薬の効果をチェックする地域医療を行っているケースもあります。

(金城)
これには、どういうメリットがあるんですか。

(田辺)
介護系のヘルパーと情報交換することで飲み忘れ対策を防いだり、訪問して初めて、複数の医療機関で受診していて、同じ薬が処方されていたことが判明した場合の対策を考えるきっかけになります。

(金城)
なるほど。実際に訪問することで見えてくることがあるんですね。


(田辺)
そうなんです。また薬剤師は、今お話した地域医療の他にも、チーム医療での活躍も期待されているんです。

(金城)
チーム医療とはなんですか。

(田辺)
チーム医療は、医師や看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士などが協力して最善の治療を実現させようとするものです。

(金城)
薬剤師はそれにどう関わっているんですか。

(田辺)
薬剤師は、薬のエキスパートとして、医師とは異なる視点で治療をチェックし、使用する薬の変更を医師に提案することもあるんです。

(金城)
なるほど。健康に明るく楽しく生活するため薬や医療の質が高まっていくことに期待したいですね。
それでは、ここで野村證券からセミナーのお知らせです。

(田辺)

2013年 記事一覧へ戻る