くらしと経済 〜2013年放送

12月6日(金)「藻」が燃料に? 進む次世代バイオ燃料開発

(金城)
こんにちは、金城わか菜です。
トウモロコシなどを原料にしたバイオ燃料。
その次の選択肢として、今「藻」が注目されています。
今日は、「藻類(そうるい)バイオ燃料」開発の現状について、
お話を、野村證券 那覇支店 支店長 田辺稔さんに伺います。
よろしくお願いします。

(田辺)
よろしくお願いします。

(金城)
田辺さん
最近、よく聞くバイオ燃料について教えてください。

(田辺)
はい。
バイオ燃料とはトウモロコシなどの「生物資源」から作られる燃料のことを言います。

(金城)
なるほど。
バイオ燃料はトウモロコシのほかにはどんなものから作られますか。

(田辺)
トウモロコシのほかに、サトウキビからも作られています。
そして今『藻』などの藻類が注目されているんです。

(金城)
『藻』というのは、あの海に生えているものですよね。
その『藻』からどうやって燃料が作られるのですか。


(田辺)
はい。
水中に生息する『藻』には、いろいろな種類がいまして、顕微鏡でしか見えない『微細藻類』呼ばれるものの中には、光合成のような課程で、石油のような成分を作りだすものがあるんです。

(金城)
なるほど。
その『微細藻類』からは、一体どのくらいの燃料が生産されるのですか。

(田辺)
トウモロコシの1ヘクタール当たりの年間燃料生産量は、0.2キロリットル、
アブラヤシの場合は6.1キロリットルですが、
微細藻類は47.7〜143.1キロリットルと、圧倒的に多く、
生産効率も高いとされています。

(金城)
そんなに多く生産されるんですか。
日本はエネルギー資源を輸入に頼っていますから、国内で効率良く生産出来れば、将来「産油国」になれるかもしれませんね。


(田辺)
おっしゃるとおりです。
国は2011年に策定した「緑と水の環境技術革命総合戦略」の中で、
重点分野として、藻類など新たな資源作物の利用を選定しています。
ある重工業メーカーでは、世界での藻類バイオマス燃料市場が年8000億円規模になるとみています。


(金城)
8000億円ですか。
とても期待が出来る市場になりそうですね。


(田辺)
そうですね。
この重工業メーカーは、今後、『藻』を原料に航空機燃料を量産することを発表しました。
2020年以降には、年間3億リットルを生産し、売上高300億円規模の
事業にすると計画しています。

(金城)
『藻』に、そんなビジネスチャンスがあったとは驚きです。
ところで、先程『藻』には石油に似た成分が含まれると聴きましたが、
それをどのようにして取り出すのでしょうか。

(田辺)
原料となる『藻』などの『藻類』を巨大な培養槽で大量に培養し、
その後、分離槽で藻類だけを取り出して濃縮し、
いったん乾燥させ、薬品で細胞を粉砕して油性分だけを抽出するというわけです。

(金城)
なるほど。
コスト面はどうなのでしょうか?

(田辺)
先程紹介した、重工業メーカーだと、生産コストは1リットルあたり、
石油のおよそ10倍となるそうです。
コスト減が今後の課題となっています。

(金城)
低コスト化の課題をクリアして、効率良く生産させていきたいですね。
ここで野村證券からセミナーのお知らせです。


(田辺)

☆株式投資セミナー☆
12月12日(木) 午後1時〜2時30分
『今後の投資環境と参考銘柄についてお話しします』
  講師:野村證券 投資情報部 次長 田村勝彦

☆第2回ハッピーライフセミナー☆
 12月13日(金) 午後2時〜3時30分
 『「相続発生後に起こること」を知って、事前に行う相続対策
〜遺産分割・相続手続き・相続税申告と納税〜』
   講師:税理士法人山田&パートナーズ
         パートナー 税理士 高橋健太郎

ぜひふるってご参加ください

(金城)
ありがとうございました。

2013年 記事一覧へ戻る