くらしと経済 〜2014年放送

8月15日(金)近頃よく見かける「環境ラベル」その意義と背景は?

(井上)
例えばノートやティッシュなどに「FSC」というマークがあって、資源を破壊しないように管理された森で生まれた原料を使っている製品という意味なんです。

(金城)
なるほど。その「FSC」について詳しく教えてください。

(井上)
FSCは1992年に設立された「森林管理協議会」の事で、世界の森林の減少や劣化を防ぐ保全活動を展開しています。FSC認証製品になるには2つの認証が必要で、「森林環境認証」と「CoC認証」の二つから構成されています。

(金城)
FSCマークがついている商品を買うだけで環境保全に貢献できるとなると嬉しいですね

(井上)
他にも様々な「環境ラベル」があるんです。こちらにまとめてみました。

(金城)
見たことがあるマークもいくつかありますねこのカエルのラベルが印象的ですが、なんのマークでしょうか?

(井上)
これは「レインフォレスト・アライアンス」という認証ラベルで森林保全や野生動物の保護などを行う団体の認証ラベルなんです。

(金城)
さまざまな種類の環境ラベルがあるんですね。

(井上)
さらにこのような動きは水産物の分野でも広がっているんです。
その一つとして乱獲などの自然破壊につながる事のない、環境に配慮した持続的な漁業でとられた魚介や、それを原料とした加工品に付けられるMSCラベルというものがあります。

(金城)
最初に登場したFSCと同じ仕組みですね。

(井上)
そう考えてよいと思います。言わばMSCは水産物の供給量の回復と資源保全を両立した取り組みの証という事です。

(金城)
それはすばらしいですね。
日本ではどれくらいその取り組みは行われているのですか。



(井上)
スーパーなどではMSC認定商品を積極的に取り扱っている店舗もあるようですが、日本ではこうしたラベルの持つ意味や取り組みについての認知度がまだまだ低く、団体としてMSC認証を取得しているのは2例にとどまります。

(金城)
そうですか。世界中ではどうなのでしょう。

(井上)
MSCが認証した漁業は世界で200を超えています。漁獲量でいうと世界の
天然水産物生産量の8%に相当する700万トン、製品数は2万品目にのぼるそうです。

(金城)
世界でみると、日本はまだまだ関心が低そうですね。今後企業や消費者が高まっていくといいですね。

(井上)
そうですね。世界の天然魚種の約半分が減少しています。そうした現実を消費者にまずは知ってもらうための活動として、環境ラベルの持つ意義は大きいと思います。

(金城)
ぜひ今後に期待したいと思います。
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(井上)
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(金城)
井上さん、今日は興味深いお話、
ありがとうございました。

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