くらしと経済 〜2014年放送

9月19日(金)単身世帯や高齢者の強い味方 食品宅配サービス

(金城)
こんにちは。金城わか菜です。
買い物客が店舗に足を運ばなくても
食材などを届けてくれる食品宅配サービスを行う業者が最近増えてきています。
このサービスから見える背景と
今後の可能性について、
野村証券 那覇支店 支店長の井上剛さんに
伺います。

(井上)
よろしくお願いします。

(金城)
井上さん、今日の話題「食品宅配サービス」は、とても便利なサービスですね。

(井上)
そうですね。利用者も増えています。
一方で、このサービスの利用者が増えているということは、「様々な理由で
買い物に行くことに不便を感じている
いわゆる『買物弱者』が増えている」ことの表れでもあります。

(金城)
「買物弱者」とはどんな状況にある人たちのことですか?

(井上)
自宅から店舗が遠くて買い物に出られない、
「高齢者世帯が増えている」
「身体的に不自由」など理由はそれぞれあって、
全国的に問題になっているんです。
ちなみにこちら、去年のデータによりますと買物弱者が増えている主な原因として
「住民の高齢化」があげられます
次いで「地元小売業の廃業」、
「中心市街地、既存商店街の衰退」、
「単身世帯の増加」となっています。

(金城)
そうなんですか。便利な食品宅配サービスが普及している背景には、そういった問題が
深刻化しているんですね。
このサービスが「買物弱者」問題を
改善するきっかけになってほしいですね!

(井上)
すでに解決策として注目されていて、
市場も年々拡大しているんです。
去年行われた調査では、食品宅配サービスの市場規模は年々増えていて、2012年度は1兆8078億円となりました。
さらに市場は伸び続けると予想されていて、
2017年度には2兆2045億円にまで
成長すると見込まれています。

(金城)
今まで買い物が不便だった地域の方も
こうしたサービスが増えると便利ですね!
実際に宅配サービスを利用している人は、
どれくらいの頻度で活用してるのでしょうか

(井上)
今年の調査では、「週に1回以上」
利用している人が72.9%もいるそうです

(金城)
そういった利用者たちは、
どのようなメリットを実感しているのですか

(井上)
主に「買い物に行く時間・手間が省ける」
という事にメリットを感じているようです。その他にも「玄関先まで運んでくれて、
重い物を持ち運ばなくて良い」事や
「自宅でじっくり品定めができる」といった理由があげられました。
皆さんが感じる宅配サービスの3大メリットといえますね。

(金城)
スマホで注文できるという答えもありましたね。
これまで以上に気軽にネット注文ができるようになったことも影響しているのかもしれませんね。

(井上)
そうですね。さらに今後、成長が
期待されている宅配サービスがあります。
高齢者向けにできあがった食事を届ける
「宅食サービス」です。

(金城)
この「宅食サービス」はどれくらい
利用されているのでしょうか?

(井上)
2010年度の市場規模が
514億円だったのに対して、
2012年度には725億円にまで
拡大しています。

(金城)
やはり食品宅配サービスは今後、
注目のサービスといえますね。
上手に利用すれば生活をより便利に
してくれそうです。
ここで野村證券からセミナーのお知らせです。

(井上)

(金城)
井上さん、今日は興味深いお話、
ありがとうございました。

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