くらしと経済 〜2014年放送

12月5日(金) アクティブシニア層の人気で復活の兆しを見せるバイク市場

(金城)
こんにちは、金城わか菜です。
ここ十数年で衰退しつつあったバイク市場ですが、最近では景気回復や新たな年齢層の開拓で盛り上がりを見せているようです。
今回はバイク市場の現状について
野村証券 那覇支店 支店長の井上剛さんに伺います。

(井上)
よろしくお願い致します。

(金城)
今週のテーマはバイクです。
颯爽と駆け抜けるライダーの姿を見ると、とても気持ち良さそうですよね!

(井上)
そうですね。
最近では、防寒ウェアの性能も向上し、冬場でも快適に走行出来るんですよ

(金城)
そうなんですね。
ところで近年、バイク市場はすごく落ち込んでいたんですよね?

(井上)
そうなんです。こちらをご覧ください。
バイクの国内需要は1996年におよそ120万台だったのが
2010年にはおよそ42万台になるなど、ここ十数年で大幅に減少したんです。この主な理由として少子化の他に、2006年に駐車違反の取り締まり制度が強化されたことが考えられます。

(金城)
確かに2007年と2008年の間で大きく減少していますね。
しかし、2010年から2013年にかけて見ると徐々に増加傾向に変わっていますね。何か理由があるのでしょうか?
(井上)
はい。まず、バイクの駐車場数がおよそ2000ヵ所も増えたんです。
さらに、最近、シニアライダーの数が増えているのも大きな理由なんです。
こちらは「ライダーの年代比率」を表したものですが、2013年までに50代以上のライダーの割合が増えていることが分かります。

(金城)
なるほど、なぜこのようにシニアライダーが増えたんですか?

(井上)
仕事や結婚をきっかけに一度はバイクから引退したものの、経済的にも時間的にも余裕ができ、再びバイクに乗り始めた人、いわゆる「リターンライダー」が増えたんです。

(金城)
なるほど。しかし、身体的なことを考えると安全面で少し心配ですね。

(井上)
おっしゃる通りです。
ですが、こうしたシニアライダー向けに安全運転講習会をしたり、高齢者でもコントロールしやすいバイクが登場するなど、業界全体でシニア世代のニーズにしっかり応えているんですよ。

(金城)
それなら安心ですね。
しかし、バイク市場の将来性を考えると、やはり若い世代への普及が必要だとは思うのですが・・・

(井上)
そうですね。
なので、業界全体でバイクの免許取得の簡素化を訴えたり、ライディングスキルを数値化するアプリを作成するなど、若者を意識した取り組みを行っているんです。
さらに現在、官民一体となり各地でバイクのフォーラムを行い、2020年にはバイクの国内販売100万台、世界シェア50%以上、
そして運転マナーの向上といった目標を掲げているんですよ。
(金城)
なるほど。
マナーが向上すればバイクの魅力がより伝わり、こういった目標が達成出来るのかもしれませんね。
今後に期待したいと思います。それでは、野村証券からセミナーのお知らせです。
(井上)

井上さん、本日はありがとうございました。

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