くらしと経済 〜2016年放送

9月30日(金)発音チェックや自動翻訳など多様化する英語力向上グッズ

崎山
こんにちは、崎山一葉です。
増加する外国人観光客への対応などで
英語力向上グッズが注目されているようです。
今日はそのお話を野村證券那覇支店支店長の
井上剛さんに伺います。

井上
よろしくお願いします。

崎山
2015年度は外国人観光客が
初めて2000万人を超えたそうですね。
そうなると気になってくるのが
逆に海外に行く日本人の数です。

井上
はい。日本政府観光局によると、
2015年は1621万人で、ここ10年ほどは
年間1600万人から1800万人の間で増減を繰り返しています。
訪日外国人ほどの増減は見られないようですが、
もはや海外旅行はもちろんのこと、
国内にいても外国人と交流できる時代ですし、
外国人観光客に対応するために
英語力を高めたいと考える人は少なくないと思います。


崎山
英語力を高めたいと考えている人が多いと
英語教育におけるビジネスチャンスも
大きいのではないでしょうか?

井上
そうですね。
矢野経済研究所が2016年7月に発表した
語学ビジネス市場に関する調査結果によると、
2015年度の語学ビジネス総市場規模は、
前年度比101.7%の8272億円でした。
2016年度は、前年比101.6%の
8406億円と予測されています。

崎山
市場が伸びている状況には
どのような要因があるのでしょうか?

井上
好調なのはイーラーニング、および幼児・子ども向けの市場です。
2015年度のイーラーニング市場規模は、
前年度の75億円から80億円に増加しました。
2016年度には83億円と予測されています。
さらに2015年度の幼児・子ども向け外国語教室の市場規模は、
前年度の990億円から1010億円に増加しています。
今後も幼児・子ども向け外国語教室の受講者は増加傾向にあると考えられ、2016年度には1030億円まで伸びると予測されています。

崎山
幼児・子ども向け以外に
大人の英語力向上につながるグッズなどはありますか?

井上
最近はより実践的なリスニング能力や
スピーキング能力が重視されるようになってきており、
従来は単語や熟語を調べることが
主な用途だった電子辞書の多機能化が進んでいます。
あるモデルは、内蔵マイクに向かって英単語を発声すると、
発音を採点してアドバイスしてくれたり、
有名な英会話番組1年分の音源やテキスト・問題集などを収録し、
学習分野ごとの進行度合いがグラフで表示されます。

崎山
使いこなせばとても便利で英語力アップに役立ちそうですね。

井上
そうですね。
他にも、あるICレコーダーはお手本の音声を聞きながら
同時に自分でも発声してみる「シャドーイング」という
学習方法に役立つ再生機能を搭載しています。
ポイントは巻き戻し操作なしで繰り返し再生ができること。
簡単に反復練習ができるんです。
また、ある企業では、専用端末を公共機関やホテルなどに設置して、
人工知能やグラウドコンピューティングを使った
多言語音声自動翻訳技術を事業化するなどしています。
崎山
どのような仕組みで自動翻訳が行われているのでしょうか。

井上
マイクに話しかけるとクラウド上の翻訳エンジンにアクセスして、
最短2秒で翻訳され、機械の音声で相手に話すというものです。

崎山
国内でも海外でも、また個人の学習用、業務用にも、
外国語を取り巻く環境はITで急速に変化してきているようです。
ではここで、野村証券からセミナーのお知らせです。

井上
「株式投資セミナー」
「今後の投資環境と参考銘柄」
講師:野村証券 投資情報部 田村氏
10月4日(火)13時~14時半

崎山
井上さんありがとうございました。

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