くらしと経済 〜2016年放送

10月14日(金)さらなる市場拡大が見込まれる「オーディオブック」

登川
皆さん、こんにちは。登川二奈です。
食欲の秋、スポーツの秋など秋に楽しみたいことは色々ありますが、忘れてはいけないのが読書の秋です。
今日は最近注目を集めている「オーディオブック」について野村証券那覇支店支店長の井上剛さんにお話を伺います。
宜しくお願いします。

井上
よろしくお願いします。

登川
このオーディオブックという聞き慣れない単語なんですがどういったものなのでしょうか?

井上
はい。簡単に言うと書籍の内容を読み上げてくれるコンテンツのことです。耳で聞く読書とも言われ、手は空いていないけれど耳さえ空いていればいつでもどこでも本の世界に入り込んで聴くことができるのが魅力です。
ジャンルも文学からビジネス書、コミックなどさまざまです。

登川
通勤や通学、掃除の時など単純作業をやっている時に耳で聴いて知識を高めることもできますね。
このオーディオブックですがいつ頃誕生したのでしょうか?

井上
オーディオブックのルーツは1970年代のアメリカで生まれた「カセットブック」にあります。
日本でも1980年頃、カセットブックが発売されましたがカセットテープの録音時間が短く、1冊まるごとの内容をカバーすると何本組みにもなってしまい、価格も文庫より高くなってしまったため、普及には至りませんでした。
しかし、ここ数年、大きな変化があり、情報を耳で聴くという習慣が入り込みやすくなってきました。

登川
その大きな変化とはなんでしょうか?

井上
スマートフォンの普及です。
ここ数年のスマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、音声の再生や多数のデータの持ち運びが可能になりました。
内閣府の「主要耐久消費財の普及率の推移」によれば、2016年3月時点の2人以上の世帯のスマートフォン普及率は67.4%、タブレット端末は32%となっています。
そして、この普及率は今後ますます増えていくことが予測されます。

登川
スマートフォンやタブレット端末の普及により、オーディオブック市場拡大の期待は高まってきたということですね。

井上
そうですね。さらにトレンド総研での2015年「書籍・電子書籍に関する意識・実態調査」によると、電子書籍のメリットは「無料で閲覧・入手可能な本がある」と答えたのが53%、「読みたいと感じたときにすぐ読めるから」が51%という結果からスマートフォンといったモバイル機器の普及と電子書籍市場の躍進のなか、オーディオブックも一つの巨大マーケットになるのではと考えられます。
そんな市場の状況を受けて2015年4月には、大手出版社など16社による日本オーディオブック協会が発足しました。

登川
大手出版社を含めて16社が結束したことを考えるとその期待値の高さが伺えますね。

井上
そうですね。

登川
これからのオーディオブック市場にますます目が離せませんね。
それではここでセミナーのお知らせです。

井上
第1回ハッピーライフセミナー
10月18日 火曜日 14時~15時半
「ご家族で考えるこれからのこといろいろ」
野村証券那覇支店 石川氏

登川
今日はさらなる市場拡大が見込まれる「オーディオブック」について野村証券那覇支店支店長の井上剛さんにお話を伺いました。
井上さんありがとうございました。

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