くらしと経済 〜2016年放送

10月28日(金)月面でレース?「月」めぐっていま起こっていること

登川
皆さん、こんにちは。沖縄テレビアナウンサーの登川二奈です。
今日は月をめぐっていま起こっていることについて、野村証券那覇支店支店長の井上剛さんにお話を伺います。
宜しくお願いします。

井上
よろしくお願いします。

登川
秋は月が美しく見える季節ということで月の模様も、ひときわくっきり見える気がします。

井上
そうですね。
ところで、2007年に月の裏側を撮影した日本の衛星「かぐや」によると、月には「海」と呼ばれる平坦な丘のような部分が多く、穏やかな表情の「表側」と違い、裏側は凹凸の激しい荒涼とした表情を持っているようです。
表側と裏側では形成された歴史が違うことや重力が表側に偏っていることなども「かぐや」の観測成果から確認できたそうです。

登川
月は地球から最も近い天体でありながら、まだまだ謎ばかりのようですね。
最近の月探査はどうなっているのでしょうか?

井上
これまでに月面に宇宙船を軟着陸させたのは旧ソ連、アメリカ、中国の3カ国です。
月面を調査するための探査車は2016年8月に停止した中国の車両を最後に現在、月面では動いていません。
ただ、今後次々と探査車が動き回ることになります。


登川
それはなぜですか?

井上
実はアメリカの最大手インターネット企業がスポンサーとなり探査車による「月面レース」が行われます。
民間資本で開発した探査車を月に着陸させた時点から500m以上走行し、指定された高解像度の動画や静止画のデータを地球へ送信するといったもので最初にミッションを完遂した開発チームにはおよそ20億円の賞金が贈られます。

登川
およそ20億円ですか。凄いですね。
日本の企業は参加していますか?

井上
現在、世界から16チームが参加していますが、その中に日本のチームもあります。
東京のベンチャー企業で、探査車の開発には探査機「はやぶさ」の開発メンバーだった専門家が担っています。
さらに技術面では今年7月、軽自動車製造で高い実践を持つ大手メーカーの技術支援も取り付けています。

登川
月面を走るため、自走車メーカーと協力できるのは心強いですね。

井上
そうですね。
その他にも大手通信企業や国産小型ロケットを開発している大手重工メーカーなどの協力も得ています。

登川
支援する企業としては将来の宇宙開発に自社の技術を活かす基盤作りにもなりますし、宣伝効果もありますね。

井上
開発チームはこうした様々な技術支援を受けながら月面を想定して静岡県浜松市の砂丘で走行実験を行っており、8月末に最終的なデザインが決まり、このような仕様になりました。
できるだけコストを抑えた設計になっているということです。

登川
小型・軽量化という日本の得意なものづくりが活かられた探査車になりそうですね。
日本チームの探査車が、もしレースを制覇できれば、日本の宇宙開発にも弾みがつきそうです。
それではここで、セミナーのお知らせです。

井上
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登川
今日は月をめぐっていま起こっていることについて野村証券那覇支店支店長の井上剛さんにお話を伺いました。
井上さん、ありがとうございました。

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