くらしと経済 〜2016年放送

12月2日(金)さらに加速し続ける「減塩食品市場」

登川
皆さん、こんにちは、登川二奈です。
寒い季節、皆さんは食品に含まれる食塩量についてどうお考えですか?
今日は食塩摂取量について野村証券那覇支店支店長の井上剛さんにお話を伺います。宜しくお願いします。

井上
よろしくお願いします。

登川
早速ですが、どのくらいの方が塩味のものを好きなのでしょうか?

井上
冬場の食事会やパーティなどではお鍋料理や揚げ物など、塩辛い食事のオンパレードですよね。
マイボイスコムが2014年に行った「塩・塩分に関する調査」でも、塩味のものが好きな人の割合は、「好き」「やや好き」を合わせると全体の68.8%にのぼっています。日本人が塩味のものが好き、ということがわかります。

登川
地域によっても摂取量の違いは出てくるのでしょうか?

井上
はい。厚生労働省「平成24年国民健康・栄養調査」の都道府県別の食塩摂取量によると、東北に住んでいる人は、食塩の摂取量が他の地域と比べて、やや多いようです。

登川
寒い地方ほど塩辛いものを食べている印象ですね。
ところで1日の食塩摂取目標はどのくらいなのでしょうか?

井上
世界保健機関、WHOでは、1日の食塩摂取目標を5.0gとしています。日本の食塩取目標は世界でも高い方で、18歳以上の1日あたりの
食塩の摂取目標は、男性で8.0g未満、女性で7.0g未満とされています

登川
こちらは摂取目標ということですが、日本人は実際どのくらい食塩を摂取しているのでしょうか?
井上
厚生労働省の「平成26年国民健康・栄養調査」によると、男性が10.9g、女性が9.9gとなっており、WHOの基準とは大きな差が開いています。
都道府県別にみた値では特に岩手県と長野県は男女共に全国トップレベルの数値となっており、各県の食塩摂取量の平均は岩手が12.9g、長野が12.6g、女性が同県共に11.1gです。

登川
かなり高い数値ですね。
WHOの基準に照らし合わせると、2倍以上の食塩摂取量となっています。

井上
そうですね。しかし、長野県の主婦の食塩摂取量は1980年から行われている食事に含まれる食塩量を減らすための啓もう活動など県ぐるみで健康増進施策が行われた結果、大幅な減塩に成功し、当時15.9gが現在11.1gとなっているのです。
この運動もあって、2010年には長野県は男女ともに平均寿命が全国1位となっています

登川
長野県のように減塩を意識した食事のメニューや摂り方などを工夫することで1日の食塩摂取量はまだまだ減らせそうですね。

井上
そうですね。厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」によれば、2014年の食塩摂取量は9.9gと、ここ10年で見ると最も少ない数値になっています。
高血圧などを心配するシニア層の増加が減塩商品による市場拡大にもつながっています。毎日使う醤油やみそなどの調味料やカレールゥやわかめスープなどの減塩商品が市場を牽引しているようです。

登川
消費者の減塩に対する意識を高くすることで出来ることはたくさんありそうですね。ではここで野村證券からセミナーのお知らせです。

井上
野村の株式セミナー
12月5日 月曜日 13時~14時半
イオンモール沖縄ライカム
 3階 イオンホールにて
「世界経済の現状と投資環境」
野村證券 投資情報部 田村氏

第3回ハッピーライフセミナー
12月16日 金曜日 14時~15時半
「おいしいお茶の淹れ方」セミナー
沖縄伊藤園 土屋 なおか氏

登川
井上さん、ありがとうございました。

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