くらしと経済 〜2017年放送

3月24日(金)未利用の力を活かす!ありそうでなかった「台風発電」!

登川


こんにちは。登川二奈です。
皆さんの身の回りには未利用のエネルギーが存在することをご存知ですか?
今日は台風を活用する「台風発電」について野村證券那覇支店支店長の井上剛さんにお話を伺います。
宜しくお願いします。

井上


よろしくお願いします。

登川


私たちの身の回りには、どのような未利用エネルギーがありますか?

井上


神戸を本拠地とする、あるチームのホームスタジアムでは、サポーター席の一部床面に発電システムを設置し、観客がジャンプして応援する際の振動を利用してできた電力を場外の誘導灯用に使用しています。
これまで使われなかった「未利用エネルギー」を発電に活かすことは、身の回りの環境からエネルギーを「収獲する、拾い集める」といった意味で、「エネルギー・ハーベスティング」などと呼ばれ、近年注目されています。

登川


他にはどういった未利用エネルギーがありますか?

井上


大規模なダムによる発電ではなく、農業用水路や工場排水施設、上下水道施設などの流れから作った小さな電力を小規模用途に役立てる小水力発電などは全国の河川や用水路などで実用化されています。

登川


振動や小水力以外に波の力なども、これまで利用されてこなかったエネルギーになるわけですね。

井上


未利用エネルギーには、小さなエネルギーだけでなく「地熱」などの大きなエネルギーもあります。その一つが「台風」です。
国土交通省の試算によると、台風は日本の総発電量の約50年分に相当する程大きいエネルギーを持つと言われています。

登川


台風ですか。
具体的にはどのような装置で発電するのでしょうか?

井上


東京のあるベンチャー企業が取り組んでいる実験機では、通常の風力発電のようなプロペラはなく、その代わりに高さ3m、直径50cm程の円筒を3本そなえています。

登川


風を受けるプロペラがありませんね。不思議な形です。

井上


正確には「垂直軸型マグナス風力発電機」と呼ばれる装置だそうです。
プロペラ式と比べて風の向きを問わず、安全性だけでなく、コストや騒音などの点でもメリットがあり、円筒の回転数をモーターで制御できるので、強風の中でも安定して発電できるようです。
昨年8月から沖縄で世界初となる台風発電の実証実験を始めているそうです。

登川


沖縄では台風で停電するといった被害も多いと思うので台風の力を利用できれば沖縄に住む人にとって朗報となりますね。

井上


この台風発電機を開発した企業の代表者は大手電機メーカーに在籍した時に東日本大震災に直面し、再生可能エネルギーへの転換に関わる問題や、世界で13億もの人々が電気のない生活をしているといった問題などについて考えるようになり、国内の離島などでも安定して発電できる革命的な方法の開発を目指したのだそうです。

登川


日本初のユニークな風力発電装置が風力発電の歴史の新たなページを開くことに期待したいと思います。
それではここで、セミナーのお知らせです。

井上


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皆さま奮ってご参加ください。

登川


井上さんありがとうございました。

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