FNSチャリティキャンペーンは2020年度、モザンビーク共和国の子どもたちを支援します。

1974年の設立以来、ユニセフ(unicef=国際連合児童基金)とともに、厳しい環境で暮らす世界の子供たちのために支援活動を続けています。

モザンビーク共和国

モザンビークは、アフリカ大陸の南東部にある世界最貧国のひとつです。 天然ガスなどの資源に恵まれ、今後の経済成長が期待されていますが、その恩恵は多くの人に届いていません。 国民の約半分が国際貧困ライン(1日約200円)以下で生活しています。 人口の大多数が天候に依存する自給自足の農業を営む中・北部の農村地域では開発が特に遅れており、 貧困層が多くなっています。
気候変動は、自然災害や農作物の不作、栄養不良やマラリア、下痢症などの感染症の増加など、人々に大きな影響をもたらし、特に貧しい人々へ甚大な被害を及ぼします。 国連事務総長は、2019年にモザンビークを直撃した過去最大級のサイクロンが気候変動の「新たな警鐘」であると述べています。

ユニセフの支援

(1)自然災害

モザンビークはアフリカで3番目に自然災害のリスクが高い国とされています。2019年は過去最大級の大型サイクロンの影響を2度も受けました。サイクロン「イダイ」は3月にモザンビーク中部を襲い、東京都に匹敵する面積が洪水に見舞われ、80万ヘクタールの農地が被害を受けました。4月には北部に「ケネス」が直撃しました。以降、コレラやマラリアなどの罹患リスクが高まりました。食料難による栄養不足も重大な課題です。2019年12月時点で50万人以上もの人々が損壊した家屋などでの生活を余儀なくされ、10万人近くが自宅を離れ、避難しています。 一方、アフリカ南部の広い範囲で、降水量がここ30年間で最低を記録しており、モザンビーク南部でも深刻な干ばつに見舞われている地域があります。 ユニセフは、サイクロンの被害を受けた子どもたちと家族に人道支援を提供し、安全な飲み水、食糧、医療ケアを提供するなど、緊急・復興支援を行っています。

(2)栄養

モザンビークでは日常的に栄養を十分に取れない慢性栄養不良の改善が過去15年間ほとんど見られず, 5歳未満の子どもの43%がその状況下にあります。人口の8割超が農業に従事していますが、天候に依存した農業生産は干ばつや洪水などの影響を受けやすく、凶作による食料難も理由のひとつです。不衛生な環境によって下痢疾患に陥りやすいことも理由にあげられます。乳幼児期の栄養の不足や偏りも一因です。命を守る母乳育児は6ヶ月未満の乳児のうち半数以下であり、バランスの取れた栄養摂取ができている生後6ヶ月から2歳の乳幼児の割合も13%以下にとどまっています。 ユニセフは、保健施設が不足するコミュニティでも子どもたちを守れるように、栄養治療食の提供や研修を受けた保健員の配備を進め、栄養不良の予防、早期発見、治療に向けた取り組みを進めています。

(3)母子保健

現在でも毎日5歳未満の子ども320人がマラリアや呼吸器感染症、下痢などの予防や治療が可能な病気で命を落としています。子どもの死亡は新生児が3割以上を占めています。栄養不良、マラリア、HIV/エイズが子どもの病気や死亡に深刻な影響を及ぼしています。 ユニセフは、すべての子どもたちが十分な保健ケアを受けられるよう、地域レベルで保健所を設け、命を守る医薬品やワクチンなどを配備し保健従事者を育成しています。

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