くらしと経済 〜2016年放送

5月20日(金)日本の生鮮品を世界へ!鍵は「鮮度保持技術」の進化!

崎山
こんにちは。崎山一葉です。
世界的なブームとなっている日本食。
その日本食を支える食材の「鮮度保持技術」について、
野村證券那覇支店支店長の
井上剛さんに伺います。

井上
よろしくお願いします。

崎山
最近は海外でも日本食が人気ですよね。


井上
そうですね。和食がユネスコの「無形文化遺産」に登録されたこともあり、
ヘルシーで美味しい日本食への関心が世界的に高まっています。
それに伴って、海外の日本食レストランも増えています。
例えばヨーロッパの日本食レストランは2013年におよそ5500店だったのが2015年にはおよそ10550店にまで増えているんです。(約1.9倍)

崎山
ということは、日本の美味しい食材を海外に売り出すチャンスでもありますね。

井上
そうなんです。
農林水産省によると、少子高齢化の進行で国内の農林水産物・食品の市場は長期的に縮小が見込まれる一方で世界の食の市場は2009年の340兆円から2020年には680兆円になると予想されています。

崎山
倍増が見込まれているんですね!

井上
政府は、日本食を特徴づける加工食品や水産物など8品目を重点に、輸出を広げる国や地域を定める戦略を立てています。
その効果もあって、2015年の輸出額は7452億円と3年連続で過去最高を更新し、2020年には1兆円という目標を前倒しで達成できると見ています。

崎山
世界市場に日本の食材を売り込むために、食材の鮮度保持技術が必要なわけですね。

井上
そうです。日本にはユニークな鮮度保持技術が数多くあります。
例えば福岡県のある水産会社では、特殊な水の中で、ウルトラファインバブルと呼ばれる超微細な泡となった窒素を魚に浸透させ、鮮度劣化の原因となる油脂分の酸化を抑える技術を開発し、海外に鮮魚を発送しています。

崎山
水産物の他、野菜はどうですか?

井上
はい、収穫した野菜を仮眠状態にして鮮度を保つ技術があります。
輸送の際、コンテナの温度を0℃まで下げて空気中の窒素などの濃度を制御するというもので、東南アジア向けの航空輸送コストも1kgあたり300円~400円だったのが、最大40分の1程度まで削減できたそうです。

崎山
日本食の更なる海外進出には鮮度保持技術の進化が欠かせませんね。

それではここで野村證券からセミナーのお知らせです。

井上
「株式投資セミナー」
6月7日(火)午後1時から2時半
野村証券の田村が「今後の投資環境と参考銘柄について」お話します。

続いて「積立投資セミナー」
マイナス金利時代の積立投資活用法についてお話します。
ご覧の日程で開催します。
いずれも皆様奮ってご参加ください。

崎山
日本の輸出を支える「鮮度保持技術」についてお話を伺いました。
井上さんありがとうございました。

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