くらしと経済 〜2017年放送

11月24日(金)優れた日本の古紙リサイクル技術が、今アジアへ向かう!

登川


こんにちは。登川二奈です。
世界トップクラスと言われる日本の古紙リサイクル技術。
その技術に海外から注目が集まっています。
本日はその日本の古紙リサイクル技術ついて、野村証券那覇支店支店長の北田敦司さんにお話を伺います。宜しくお願いします。

北田


宜しくお願いします。

登川


古紙リサイクルと言えば、私たちが使用する紙はほとんどがリサイクル品という印象がありますね。

北田


はい。日本では家庭や職場から出る紙ごみのほとんどが製紙工場で再生紙としてリサイクルされています。
ある調査によると、2016年の日本の古紙回収率は81%、そして古紙への利用率は64%で、その数値は世界上位となります。
私たちの生活で身近な新聞紙や、コピー用紙などを除く、技術的に再生紙に戻すことが困難なものについては、建築・土木・農業用資材・燃料などとして、リサイクルする方法が開発、研究されています。

登川


最近は紙を使わずに、デジタルデータを活用する傾向にあるので、紙の需要は減っているのではないでしょうか。

北田


そのように思われがちですが、世界の紙、板紙需要は2012年に初めて4億トンを超えるなど増加傾向にあります。
確かに新聞やコピー用紙に使われる素材の需要は鈍化していますが、インターネット通販の拡大により段ボールや包装用紙に使用される「板紙」の需要が特に振興国で増加しています。

登川


紙の需要が増えているという事は、日本の紙の輸出は増えているのでしょうか。

北田


はい。古紙を含む、紙全体の輸出は2016年に155万トン、前年比約14%増と過去最高を記録しており、中国をはじめ、アジア地域への輸出が中心です。
先ほどの新興国での「板紙」への需要は、今後も増加することが見込まれている為、古紙リサイクル技術を持たない新興国を始め、世界から日本の古紙リサイクル技術に注目が集まっています。

登川


紙の輸出量がここまで伸びているとは驚きです。今後も古紙輸出量は伸びる見込みはあるのでしょうか。

北田


輸出先の中心となる中国が大きな成長期を過ぎ、過剰な包装を減らすことを推奨している為、古紙需要の伸び率は鈍化しています。
しかし、ベトナムやインドネシアなどでの古紙需要は増える傾向にある為、東南アジア諸国への古紙輸出は増加する見込みです。
また、古紙の輸出だけではなく、リサイクル技術そのものをインドで導入する試みが始まっています。

登川


具体的にはどのような方法なのでしょうか。

北田


インドでは経済成長に伴い、古紙需要が増加傾向にあり、輸入に頼っている状況です。
そこで、日本の古紙を回収、選別、選別後の圧縮から梱包というシステムを導入し、そのシステムで処理された古紙を現地の製紙会社へ提供する計画です。

登川


日本の古紙リサイクル技術が世界の環境保全に貢献することを期待したいですね。
それではここでセミナーのお知らせです。

北田


ラップ口座でらくらく資産管理
11月27日・火曜日
午前10時から午前11時
講師は野村證券那覇支店、
ファイナンシャル・コンサルティング課

株式投資セミナー
「株式市場の見通しと有望銘柄」
12月7日・木曜日
午後1時から午後2時半
講師は野村證券 投資情報部 田村勝彦

皆様ふるってご参加ください。

登川


今日は日本の古紙リサイクル技術についてお話を伺いました。
北田さんありがとうございました。

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