くらしと経済 〜2018年放送

10月19日(金)生産工程管理規格「GAP」で成長する、日本の農業!

登川


こんにちは。登川二奈です。
海外からも高く評価される日本の農業。
最先端技術の導入とデータ管理の徹底で、ますます進化しそうです。
野村証券那覇支店支店長の北田敦司さんにお話しを伺います。宜しくお願いします。

北田


宜しくお願いします。

登川


農業に最先端技術が導入されているとは、どういうことなのでしょうか。

北田


例えば、あるベンチャー企業では、来年から農薬の散布などに活用する農業用ドローンのレンタルを本格化します。
他にも、ある電気製品メーカーでは、ビニールハウス内の温度などを遠隔制御 できるシステムを今年発売しました。
ビニールハウス内のセンサーで測定した温度・湿度・土の中の水分などのデータを、生産者はパソコンやスマートフォンで確認して、空調機や水ポンプなどを調整し、ハウス内の環境を最適に管理するという仕組みです。

登川


農業には長年の経験から得た感覚が大切だと思いますが、IT化が進むことで農業の効率化が進んでいきそうですね。

北田


おっしゃる通りです。それに加えて、「生産工程に関するデータを簡単に記録できる」メリットもでてきます。
この「データ管理」が、これからの農業には必要不可欠となってきます。

登川


どういうことなのでしょうか。

北田


日本の農作物は今、輸出が好調ですが、現在、海外では「GAP」という農作物に関する規格が普及していて、この認証をとらないと、農作物を流通させるのは難しいといわれています。
認証を得るためには、「誰が、どこで、どのようにして栽培したか」という「トレーサビリティー情報」など、農作物の生産工程に関するデータを厳格に管理、記録する必要があり、一度認証を得ても更新するたびに、毎回記録を提出しなければなりません。
そのため、簡単にデータを記録、管理できる技術が重要になってくるわけです。

登川


そのようなデータがあれば消費者にとっては安心ですね。

北田


生産者にも多くのメリットがあります。
GAPの認証を得るためには、生産工程の点検・実施・記録・評価・改善、のサイクルを繰り返し行う必要があるので、安全性はもちろん、環境や人権にも配慮した農業経営が確立されていくでしょう。

さらに、GAPは国際的な規格ですから、国際レベルで農作物の信頼を得ることもできます。
実際、福島県のある果樹園では、GAP認証を取得したことで、農薬や包装費の無駄の削減や、売上高のアップなど良い影響がたくさんあったようです。

登川


世界共通の規格、というのは心強いですね。

北田


開催まで2年を切ったオリンピックでも、選手村で提供される農作物はGAPの認証が必要、という決まりがあります。
日本の農業がこれからも世界で評価されていくためにITを活かしたデータ管理は、必要になっていくでしょう。

登川


今後の動向に注目していきたいですね。
それではここでセミナーのお知らせです。

北田


「第一回ハッピーライフセミナー
 マイライフノートセミナー
 60歳から考えておきたい
老後のいろいろなこと」
10月25日(木) 午後2時から3時半
野村證券那覇支店3階ホール
皆さま奮ってご応募ください。

登川


今日はこれからの日本の農業と、IT技術の関係性について北田さんにお話を伺いました。
北田さんありがとうございました。

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