くらしと経済 〜2018年放送

11月23日(金)使える!活かせる!柔軟思考で「廃校リニューアル」!

登川


こんにちは。登川二奈です。
少子化がすすむ日本では、生徒が集まらず、廃校となる学校が増えています。
こうした状況の中、残された施設を新しく活用する取り組みに注目が集まっています。
野村証券那覇支店支店長の北田敦司さんにお話しを伺います。宜しくお願いします。

北田


宜しくお願いします。

登川


ここ数年、沖縄でもいくつかの学校が廃校となりましたが、全国では、どれだけのペースで廃校は増えているのでしょうか。

北田


文部科学省の調査結果では、2013年度は483校、2014年度には477校、2015年度には520校と、年間およそ500校の学校が廃校となっています。
理由としては、深刻な少子化の影響で生徒が集まらない事や、市町村合併により学校が統合されたことなどが挙げられます。

登川


年間500校とは多いですね。
廃校となった場合、校舎などの施設はすべて取り壊されてしまうのでしょうか?

北田


いえ、残された校舎などの施設は、何らかの形で活用されるケースが多く、2002年から2015年までに、全国で廃校となった6811校のうち、4512校は、「すでに活用されている」または「活用される予定」が決まっています。
学校は、敷地が広くて、グラウンドや体育館など施設も充実しているので、廃校となってもアイデア次第で、いろいろな分野での活用が見込める、と注目されているんです。

登川


具体的にはどういう活用法がありますか?

北田


東京都・湯島区では、芸術関係の団体が、廃校となった小学校と中学校の跡地を、展示会やイベントの会場で使用していたり、茨城県では、プロのサッカーチームが、廃校となった学校を改装して、練習施設として使用しています。
さらに、働き方改革の一環として、勤務する場所を限定しない「テレワーク」という取り組みがありますが、その拠点として廃校を活用しよう、という計画が進んでいる地域もあります。

登川


様々な取り組みがありますが、全体でみると、どういった風に活用されることが多いのでしょうか。

北田


廃校は、地域の方にとっては、愛着が深い施設ですから、世代を超えた交流を行う会場や、地域活動を行う拠点として、活用される機会が多いようです。
ただ実際には、地域活動の拠点でありながら宿泊施設としても運営している、といったように、複数の役割をもつ施設として活用されることも多いようです。

登川


うまく活用できれば、地域経済の活性化にもつながりそうです。

北田


その通りです。「廃校の活用」となれば、話題性もありますし、うまくいけば地域の観光の目玉となる可能性も秘めています。
実際に、千葉県の鋸南(きょなん)町では、2014年に廃校となった小学校を、「道の駅」として活用しているのですが、2016年にはおよそ60万人の来場者が訪れ、4億円の売り上げをあげたそうです。
地元の新しい雇用創出にもつながりますし、今後様々な分野で廃校がますます活用されていくと予想されます。

登川


思い出の詰まった学校が、新しいかたちで地域の資源となっていくのは嬉しいですね。

それではここでセミナーのお知らせです。

北田


「株式市場の見通しと有望銘柄」
12月6日 午後1時から2時半
講師は、野村証券株式会社 投資情報部
シニア・インベストメント・ストラテジスト
田村勝彦が担当します。

皆さま奮ってご応募ください。

登川


今日は、廃校をリニューアルして活用する新しい取り組みについてお話を伺いました。
北田さんありがとうございました。

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