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糸満市がヤングケアラーの実態調査へ
親に代わって幼い兄弟や家族の世話などをする「ヤングケアラー」と呼ばれる子どもたちの実態を把握するため糸満市が調査に乗り出します。
ヤングケアラーとは、親が病気のため祖父母や幼い兄弟の面倒をみなければいけないケースなど、家庭の事情によって家族の世話をする子どもたちの事です。その多くが、生活が不規則になり学校を欠席しがちになることや、1人で悩みを抱えこんで周囲に相談できないケースがみられるという事です。
糸満市によりますと学校現場からこうした児童や生徒が見られるという声が寄せられているということで、市は実態を把握するためヤングケアラーの調査に乗り出します。
対象は市内の小学5年生から中学3年生までのおよそ3500人で去年、国が実施した際に使用したアンケートを基に調査します。
現在、新型コロナウイルスの影響で市内の小・中学校は分散登校となっているため調査は来月以降に実施する予定です。糸満市は今年度中にアンケートを取りまとめ、「対応や支援策を検討していきたい」としています。
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