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米軍PFOS実態調査のため基地内立ち入り求めるもゼロ回答
先月、アメリカ軍が人体に有害なPFOSなどを含む汚染水を下水道に放出した問題で、県は基地内への立ち入っての調査をアメリカ軍に働きかけるよう政府に要請しました。
アメリカ軍は普天間基地から放出した汚染水について、PFOSとPFOAの濃度は1リットルあたり2.7ナノグラムと安全性を強調していましたが、宜野湾市が放出したその日に下水道の水を採取して調査したところ、国の基準値の13倍を超える値が確認されました。
14日、環境省の出先機関を訪れた県の溜基地対策統括監は基地の中におけるPFOSの管理や汚染の実態を把握するため、普天間基地や嘉手納基地に立ち入っての調査が実現するようアメリカ軍への働きかけを求めました。
このあと非公開で行われた面談の場で環境省沖縄奄美自然環境事務所の宇賀神知則所長は「県の要請は東京の本省に伝える」と述べるに留まり、具体的な説明はありませんでした。
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