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具志堅隆松さん 南部土砂採取について国へ計画中止を求める

普天間基地の移設に伴う名護市辺野古の埋め立てに本島南部の土砂を使用する計画を巡り、沖縄戦遺骨収集ボランティアガマフヤーの具志堅隆松代表が14日、計画の中止などを国に求めました。

関係省庁との交渉の席で具志堅さんは、沖縄戦の激戦地だった南部の土砂から戦没者の遺骨を全て取り除く事は不可能と説明し計画の撤回を求めました。
これに対し防衛省の担当者は、どこから土砂を調達するかは現時点で決まっていないとして受注業者が決めるなどと説明しました。
▽具志堅隆松氏『受注者の責任にしようというのは計画をした人間には責任がないというのと一緒』『(戦没者)遺族と国民に対する裏切りですよ』
具志堅さんは17日告示される自民党総裁選の候補者にこの問題についての認識を問う公開質問状を送り政府の見解を質すとしています。また、厚生労働省に対しては沖縄以外の地域で亡くなった52柱の遺骨についてDNA鑑定を求める3万3000人余りの署名を提出しました。

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