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辺野古サンゴ移植 当局に助言する”専門家委員会”の見解を質す
普天間基地の名護市辺野古への移設に伴い、沖縄防衛局が海水温が高い夏場にサンゴの移植作業を始めた事について、県は防衛局に助言などを行う国の環境監視等委員会に公開質問状を提出しました。
サンゴの移植をめぐり、県は今年7月、サンゴの生存率を上げるため水温の高い時期や台風が接近する時期を避けるなど条件をつけた上で移植を許可しましたが、沖縄防衛局は許可の翌日からサンゴの移植を開始しました。
これを受け県は防衛局に助言・指導する国の環境監視等委員会に対し、その見解を示すよう求める公開質問状を提出しました。
この中で県は7月の移植作業について「サンゴを死滅させる恐れがあり水産資源の保護に資する行為ではない」と主張した上で、移植に当たり防衛局から事前にどのような相談があったかなどを質しています。
県はサンゴの移植について「国民や県民に対して明確に説明責任を果たすべき」と指摘し、来月15日までに回答するよう求めています。
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