沖縄”ペーパー車検”　自動車整備会社の代表は不起訴に　整備士ら３人は起訴

実際には車両の点検や整備をせずに車検を更新するいわゆる”ペーパー車検”の疑いで自動車整備会社の社長らが逮捕された事件で、那覇地方検察庁は会社代表の男性を不起訴処分にしました。

一方で当時検査に関わった整備士ら３人を起訴しました。

この事件は県内のレンタカー会社から車検を依頼された際、実際には車両の検査や整備をせずに車検を更新したペーパー車検を行った疑いで、先月、会社代表の男性ら４人が逮捕・送検されたものです。

那覇地方検察庁は２２日、整備士ら３人を道路運送車両法違反などの罪で起訴し、会社代表で逮捕当時６１歳の男性を不起訴処分にしたと発表しました。

検察は不起訴にした理由を明らかにしていませんが、男性は逮捕前に沖縄テレビの取材に対し自身の関与を否定していました。

一方、検察は従業員の違法行為について事業主である会社側の責任を問う「両罰規定」の疑いで捜査を継続しています。