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米軍施設から遠く離れた民間地への落下に不安 伊江島パラシュートトラブルに抗議

伊江島補助飛行場の上空でパラシュート降下訓練をしていた兵士が民間地に落下しました。
1人はフェンスから200メートル離れた牧草地。1人は1.2キロ離れた砂浜でした。

伊江村と村議会は補助飛行場より遠く離れた民間地に落下した事に危機感を示し沖縄防衛局に抗議しました。

今月21日、兵士2人が伊江島補助飛行場のフェンスからおよそ200メートル離れた牧草地と1.2キロ離れた砂浜いずれも民間地に落下したのを、訓練を監視していた伊江村役場の職員が目撃しました。

24日に沖縄防衛局を訪れた島袋村長と村議会の渡久地議長は、兵士が民間地に落下するトラブルがこれまでも起きていることを指摘し、訓練の途中でも天候が悪化した場合は速やかに中止することをアメリカ軍に申し入れるよう要請しました。

▽伊江村議会・渡久地政雄議長『前代未聞で1.2キロも離れた海岸というのは今まで無い。私たちも危機感を感じてこのようなことは2度とないようにということで』

アメリカ軍は防衛局に対し「雲を通り抜ける際にコースがずれた」と説明していますが、着地するはずだった基地の中から遠く離れた民間地に落下した事に地元は不安を募らせています。

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