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沖縄美ら島財団・琉球大学 国内初確認のウミヘビを採集
沖縄美ら島財団と琉球大学の研究グループが国頭村近海で採集したウミヘビがこれまで国内で確認された事のない種類だったことが分かりました。
今年3月に国頭村奥間の近海で採集されたのは、全長1.7メートル重さ3.6キロの巨大なウミヘビです。このウミヘビは、オーストラリアや東南アジア、ペルシャ湾など暖かい海に生息していることが確認されていて、国内での発見は今回が初めてです。沖縄美ら島財団は腹の鱗が葉っぱの形をしていることから和名を「ヨウリンウミヘビ」と名づけました。採集された個体からはハリセンボンの仲間が丸のみにされた状態で発見されていて、ウミヘビがハリセンボンを飲み込んだ例は世界でも初めて確認されたということです。また、ウミヘビには人を死に至らしめる猛毒があり、海外では大型の個体の牙が薄手のウェットスーツを貫通した事例が報告されているということです。ヨウリンウミヘビは年内に美ら海水族館で標本の展示が予定されています。
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