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水道水から目標値超えの有害物質 金武町が隣接する米軍基地への立ち入りを要請
金武町の水道水から人体に有害な有機フッ素化合物PFASが国の目標値を超える濃度で検出されていた問題で、仲間町長が沖縄防衛局を訪れ基地内の立ち入り調査を要請しました。
去年6月に金武町が実施した調査で金武区に供給されていた水道水に1リットルあたり70ナノグラム、並里区では50ナノグラムと、厚生労働省の暫定目標値を超えるPFASが含まれていたことが判明しました。
町はキャンプ・ハンセンが汚染源である可能性があるとして、6日に仲間町長が沖縄防衛局を訪れ基地内への立ち入り調査を要請しました。
防衛局の小野局長は「県との調整を踏まえて対応したい」と応えたということです。
仲間町長は目標値を超えるPFASが検出された事実を1年以上公表していなかった事を謝罪しました。
▽仲間金武町長
「町民に不安を与えたことは申し訳ないと思っています」
町は一部の水源からの取水を停止するとともに県企業局からの供給量を増やしていて、今年7月の調査で検出されたPFASは目標値内の値としています。
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