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サンゴ移植公開質問の回答を拒否 沖縄防衛局
普天間基地の移設問題を巡り今年7月、水温の高い時期に埋め立て予定海域のサンゴの移植が開始された事について、県は沖縄防衛局に助言する環境監視等委員会に
公開質問状を出しました。これに対し沖縄防衛局は委員会は回答する立場にないとして回答を拒否しました。
移設問題で水温の高い時期にサンゴの移植が開始された事について、県が環境監視等委員会に出した公開質問状に対し沖縄防衛局は5日付で回答しない考えを県に伝えました。
県が行った公開質問は今年7月、水温が高く台風が接近する時期にも関わらず沖縄防衛局がサンゴの移植を開始したことについて防衛局に専門的な立場で助言する環境監視等委員会の見解を質したものです。
これに対し防衛局は「環境監視等委員会は公開質問に回答する立場にない。サンゴの特別採捕許可の取り消し処分について農林水産大臣に審査請求しており、防衛局として回答することもしない」と県に伝えました。
玉城知事は「国民・県民に対する説明責任を全く果たしていない」と批判し、今後出される日本サンゴ礁学会の見解を踏まえ、採捕許可に関する県の正当性を主張していくとしています。
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