公開日

高江ヘリパッド建設 愛知県警の機動隊派遣の”手続き違法” 現地での警察活動に疑義も

5年前の東村高江のアメリカ軍のヘリパット建設工事の現場に、愛知県警が機動隊を派遣したのは違法だと市民が訴えた裁判で、名古屋高裁は派遣の手続きが違法だったとして原告の訴えを一部認める判決を言い渡しました。

アメリカ軍北部訓練場・東村高江のヘリパット建設工事の現場に愛知県警が機動隊を派遣したことについて、愛知県の市民たちは「抗議活動の弾圧を目的とする違法なもの」などと主張し、当時の愛知県警の本部長に賠償を求める裁判を起こしました。

一審で原告側の主張は退けられましたが、7日の控訴審判決で名古屋高裁は「公安委員会の承認を得ず派遣を決定したのは違法と言わざるをえない」として訴えを一部認め、当時の本部長に110万円の賠償を命じました。

判決では派遣自体は違法ではなかったとする一方、機動隊が抗議活動をしている人たちをビデオで撮影したり車を撤去した事は「適法な範囲を超えた部分があったことは否定できない」と疑義を唱えています。

▽原告団会見
「警察活動の行き過ぎ・暴走に対してチェック機関としての役割を果たした勇気ある判断だと評価したいと思います」

愛知県警はFNNの取材に対し「判決内容を検討した上で今後の対応を決める」とコメントしています。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい