公開日

保守合同実現困難か? 衆院選 混迷の沖縄1区

衆議院選挙の公示まであと8日。下地幹郎議員の自民党への復党は、県連が協議しない方針を明確にしたことで、より一層困難な情勢となりました。

経済界の有志でつくる保守合同の会は「到底納得できない」と反発する一方、下地氏に出馬要請するかの決定は先送りしました。

▽保守合同を実現し沖縄の未来を創る会
「より強力な保守中道の大同団結を図る、つまり下地幹郎衆議院議員の自民党への復党が不可欠と考えていただけに、協議の場が本日まで用意されなかったことは無念でなりません」

保守合同の会は下地氏の復党に向け協議の場を持つよう再三求めていますが、これに応じない自民党県連の姿勢は到底納得できないと反発しました。

この会見が開かれるきっかけとなったのは先週、県連が公明党県本部と合同で開いた会見で、下地氏や経済界と「面談はしない」と明言したことでした。

▽自民党沖縄県連・中川京貴会長
「支部長イコール衆議院候補だということで、これまでも何度も申し上げています。我々は公認候補として党本部が公認した方を一生懸命支えていくんだという事でなっています。意見の一致を見なかったという事です」

県連の中川会長は現職・國場氏を含む1区から4区の支部長の公認を求める申請書を党本部に提出したと発表。

これにより沖縄1区の候補者が下地氏に一本化される道は事実上閉ざされました。

▽保守合同を実現し沖縄の未来を創る会
「私共経済界をはじめ、多くの県民の皆様の声にすら耳を傾ける意識が全く見られない。県連の姿勢は到底納得できるものではありません」

保守合同の会は衆議院が解散されるまでの残り数日は保守の一本化に向けてエネルギーを注ぐとした一方、下地氏への出馬要請についてはこれから意見交換を行うとし決定を先送りにしました。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい