公開日

病院利用の井戸水から有機フッ素化合物 指針値超で取水停止

金武町にある国立病院機構琉球病院は27日、施設で使用する井戸水から国の暫定指針値を超える有機フッ素化合物PFOSが検出されたと発表しました。

金武町の水道水や水源からPFOSやPFOAが検出された報道を受けて琉球病院では先月、施設で利用している井戸水を調査しました。

その結果、井戸の原水からPFOSが1リットルあたり81ナノグラム、処理水からも52ナノグラムと国の暫定指針値よりも高い値が検出されました。またPFOAも原水で36ナノグラム処理水で26ナノグラム検出されています。

琉球病院では結果が判明した8日、井戸からの取水をやめ町が供給する水道に全て切り替えました。これまでに入院患者や職員に健康被害の情報はありませんが琉球病院では引き続き注視していくとしています。

この問題を巡ってはアメリカ軍キャンプ・ハンセンが汚染源である可能性があるとして金武町が基地内への立ち入り調査を求めています。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい