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第32軍司令部壕の保存・公開に関するシンポジウム
76年前の沖縄戦で首里城の地下に構築された第32軍司令部壕の保存や公開に向けて話し合うシンポジウムが開かれ、戦争の記憶を語り継ぐためできるだけ戦時中の状態に近い形で残すことが望ましいとする意見がでました。
シンポジウムでは沖縄戦の研究に携わる大学教授などをはじめ、沖縄戦で旧日本軍を率いた牛島満司令官の孫・牛島貞満さんも登壇しました。この中では、戦時中と戦後に撮影された壕の写真を比較し、戦争の記憶を語り継ぐためには当時に近い状態で残すことで歴史を考える材料になるとの意見が出ました。
▽一般の参加者は『(戦争を知る人は)だんだん亡くなっていくわけだから物(戦跡)から学んでいく時代がやがて来る』『形あるものが消えたら記憶の中から無くなっていくまさにそのとおりだと思いました』
第32軍司令部壕を巡っては県の検討委員会が保存・公開に向けた調査を進めています。
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