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自民2勝 オール沖縄議席1つ減らす

31日投開票された衆議院選挙は自民が2勝し、普天間基地の辺野古移設に反対するオール沖縄勢力が議席を1つ減らしました。

沖縄2区は社民党の新人、新垣邦男さんが衆議院議員を6期務めた照屋寛徳さんの後継として初めての当選を果たしました。

新垣邦男さん「普天間基地、嘉手納基地を抱え年がら年中、市民・県民が基地問題に苛まれています。しっかり国政で、政治の場で訴えていきたいなと思います。」

沖縄1区では共産党の前職・赤嶺政賢さんが普天間基地の辺野古移設阻止を訴え8期目の当選。4区では現職の沖縄担当大臣を務める自民党の西銘恒三郎さんが6期目の当選を果たしました。

普天間基地の移設先とされる名護市のある沖縄3区は元沖縄担当大臣で自民党の新人、島尻安伊子さんが初当選を果たしました。

島尻安伊子さん「普天間の一日も早い危険性の除去と、これが第一ですということをお話をしてまいりました。沖縄第3選挙区で私が当選させて頂いたということは重いご判断を頂いたという風に考えています。」

オール沖縄勢力が3区で敗れ議席を1つ減らしたことについて、1日、玉城知事は「新型コロナからの経済回復など他の政策への関心が高かったのではないか」と述べ、辺野古移設が容認されたのではないかという指摘をかわしました。

玉城知事「1区2区の候補者は明確に辺野古反対を訴えて当選したわけですからそれぞれの選挙区によって優先課題などの判断など有権者の判断が違いが出たのだろうと。」

今回の選挙の投票率は54.90%と前回2017年より1.48ポイント下回り、過去2番目の低さとなりました。

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