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あの家具店の壁画を描いた職人が「現代の名工」に
伝統工芸や工業技術といったものづくりの分野で優れた技法を持つ職人を国が表彰する「現代の名工」に、県内から広告美術を手がける職人が選ばれました。
今回、「現代の名工」に選ばれたのは南城市で看板などを製作する広告美術技能士の福田宗男(69)さんです。
福田さんは沖縄工業高校を卒業した後、19歳から「広告美術」の世界に入り下積みを経て1984年に独立。
店舗の看板などといった広告物を数多く手がけ中城村の老舗家具店の外壁に描かれた「クジラ」は福田さんが描きました。
▽福田宗男さん
Q受賞が決まった時の気持ちは?
「嘘だろっていう感じはしていますね。ちゃんとしたものを作ると手抜きをしない。ただひたすらにやるだけ」
謙遜しながらも誇りを持って仕事に向き合い、20年以上前から広告美術士の技能検定試験の検定員を務めるなど後進の育成にも努めています。
広告美術の分野で県出身者が選ばれるのは2001年以来2人目となります。
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