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彩発見「離島は恩恵受けられない」島またぐ旅行への適用要請
新型コロナウイルスの影響で冷え込んだ旅行需要を喚起する県のおきなわ彩発見キャンペーンについて、離島の自治体から「恩恵が受けられない」と不公平感を訴える声が上がっています。
おきなわ彩発見キャンペーンは県内旅行の商品を購入した際代金の一部を補助するもので、この費用として県議会は9日、59億円余りの補正予算を全会一致で可決しました。
キャンペーンでは新型コロナの感染拡大防止の観点から県内の移動を段階的に緩和することにしています。
今月15日に始まる第一段階では居住する「同一島内の旅行」を対象としているため、離島の自治体からは恩恵がほとんど受けられないとして「島をまたぐ旅行」にも適用するよう県に要請しました。
県離島振興協議会宮里哲座間味村長「離島内だけで旅行していただける方が果たしているのか。そういう意味では沖縄全域に同時に実施できるべきじゃないかと。」
中山義隆石垣市長「本島と各離島の不公平感が出ているかと思います。しっかりと県に対応してもらいたいと思います。」
玉城知事は離島への適用の前倒しも検討する考えを示しています。
玉城知事「感染状況や離島での感染防止対策の現況等を踏まえ、開始を段階的に少し前倒しして検討できないか考えております。」
おきなわ彩発見キャンペーンは10日からクーポンの予約と販売が始まります。
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