公開日
那覇市ゲーム喫茶店強盗事件 被告に無期懲役の判決
去年5月、那覇市のゲーム喫茶店で従業員2人が殺傷された強盗殺人事件の裁判員裁判で、那覇地裁は12日、被告の男に対し無期懲役の判決を言い渡しました。
糸満市の土木作業員眞境名宏被告(51)は去年5月那覇市具志のゲーム喫茶店で現金を奪って殺害しようと、従業員2人の首などをカッターナイフで切り付け新里美也子さんを殺害し、もう一人の男性に大けがをさせたとして強盗殺人などの罪に問われています。
那覇地方裁判所で行われたこれまでの裁判では検察が無期懲役を求刑する一方、弁護側は殺意は無かったとして懲役20年が妥当などと主張していました。
12日の判決公判で大橋弘治裁判長は「被害者が無抵抗だったにもかかわらず生死に直結する頸部を切りつけた。人を死亡をさせる危険な行為と認識した上で及んだ犯行だ」と殺意を認定し、検察の求刑通り無期懲役を言い渡しました。
▽殺害された新里さんの遺族
「殺意が認められてほっとしていますが、死刑でも無期懲役でも母は帰ってこないのでどんな結果でも残念です」
弁護士は控訴するかどうか眞境名被告と話し合って決めるとしています。
あわせて読みたい記事