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絶滅危惧種のウミガメが死ぬ 体内から大量の軽石が見つかる

北谷町の砂浜で弱った状態で保護されその後死んだウミガメの子どもの体内から大量の軽石が見つかったことがわかりました。

沖縄美ら島財団によりますと今月11日、北谷町の砂浜で絶滅危惧種であるアオウミガメの子どもが弱った状態で見つかり、保護した翌日の朝に死にました。死んだ子ガメのCT画像を見ると腸のあたりに白い粒が大量に確認され、その後の調べで白い粒の正体が軽石だということが判明しました。ウミガメを専門に研究する河津勲上席研究員は子ガメは海面近くを泳いでいる際に軽石を誤って食べたと推定し、軽石が原因で死んだかは断定できないとしています。
▽沖縄美ら島財団総合研究センター動物研究室河津勲上席研究員『(過去には)まったくないですね。今回が初めてです』『ある程度大きい個体であれば排便とともに抜けていくと思うんですけど、子ガメは腸が細いですからリスクが高まってくるかなと思います』
美ら島財団では軽石の誤飲による同様の事例が今後も起こると想定しウミガメを保護できる体制を整えるとしています。

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