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ガソリン高値続く 原油高騰で悲鳴の企業も

17日に発表されたガソリンの小売価格で、県内のレギュラーガソリンは8週ぶりに値下がりしたものの1リットルあたり174円を超え、高値が続いています。

原油の高騰が経営を圧迫し悲鳴を上げている業界もあります。

経済産業省が17日に発表した県内の1リットルあたりのレギュラーガソリンの小売価格は先週を30銭下回った174円30銭でした。

8週ぶりに前の週より値下がりしましたが、依然として高値が続いています。

背景には世界的な原油の高騰があり、様々な業種に影響しています。

レジ袋やビニール袋などを製造している南城市の会社では、原材料となるポリエチレンなどの価格が上昇し経営を圧迫しています。

▽株式会社オキポリ・末吉正三社長
「過去12年をみてみると今が一番高い状態です。去年の今の時期と比較すると大体4割ほど上がっています。原料がコストの大部分をしめますので、それが値上がりすると非常に厳しい状態となります」

レジ袋を削減する社会的な取り組みに、新型コロナウイルスの影響による消費の落ち込みが重なり、2年前と比べて売り上げが3割減少しました。

さらに原材料の価格上昇で1か月の製造コストが130万円も増え、追い打ちをかける事態となっています。

「需要が減って売り上げが減っている中でコストが急激に上がっているということで非常に悩ましい問題となっています」

経費を削減する努力を続けていますが、コストは膨らむ一方で頭を抱えています。

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