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軽石 置き場の確保も課題

県内に大量に軽石が漂着し除去作業が行われる一方、その後どのように処理するか決まっておらず、回収した軽石の置き場の確保も課題となっています。

先月から県内の漁港や海岸に大量に押し寄せる軽石。

各地で県から委託を受けた業者のほか、漁協や地元の住民による除去が行われていて、本部町では町有地に軽石を仮置きしています。

▽本部町農林水産課・松本一也課長
「本部町内だと海浜すべて(軽石を)回収するとなると概算で8000立米くらいの軽石を集めることになります。この場所にも入りきれない」

本部町の仮置き場は1500平米の広さがありますが、町が試算した軽石の総量は8000トン超える見込みで、この仮置き場のみではスペースが足りません。

恩納村でも使用しなくなった村道に軽石を仮置きしていますが、すでに許容量に達する勢いです。

県内では漁港や海岸に軽石が押し寄せ続けていますが、回収した軽石をどのように処理するか決まっておらず、自治体は置き場の確保などに頭を悩ませています。

▽本部町農林水産課・松本一也課長
「撤去してもまた入ってくる状況が続いていますので、何らかの防護策も必要になってくる」

ところで県は昨日、軽石を除去する費用などを盛り込んだおよそ27億円の補正予算を計上することを決めました。

また軽石の活用に向けて民間のアイデアを公募する方向で調整を進めています。

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