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水道水から有害物質 町民の有志が血液検査を求める
金武町の水道水や地下水源から発がん性が指摘される有機フッ素化合物PFOSなどが検出されていたことを受けて、町民の有志は健康への影響を調べるための血液検査を実施するよう町に要請しました。
金武町では去年6月に町が行った調査で国の暫定目標値50ナノグラムを超える70ナノグラムの有機フッ素化合物が水道水に含まれていたことが判明しています。
この問題を受けて発足した町民などで作る「金武町ちゅら水会」のメンバーは22日、仲間一町長に対し健康への影響を調べるために町民の血液検査を実施するよう要請しました。
▽金武町ちゅら水会・仲村千恵子共同代表
「これまでずっと飲んできた飲料水の(期間の)長さがある。これまでの蓄積があるんじゃないかと不安が皆さんあるんです。そういう意味からしたら自分の健康状態、これからの生活不安、みんな持ってらっしゃいますので、それを払拭するために」
仲間町長は町民の健康を第一に考えるのが行政の役割と述べる一方、県や関係市町村と連携して対応する考えを示し、町が血液検査を実施するかどうかについては明言しませんでした。
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