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米軍施設で国基準1600倍のPFAS 7月に判明も公表されず 沖縄・うるま市

今年6月、うるま市のアメリカ軍施設からPFASを含む水が流出した事故で国の基準値の1600倍にあたる高濃度のPFASが検出されていたことが分かりました。

この問題は今年6月うるま市昆布にあるアメリカ軍の貯油施設で貯水槽の蓋から雨水が入り込み人体に有害な有機フッ素化合物PFASを含む水が基地の外に流出したものです。

県と国、アメリカ軍は日米地位協定の環境補足協定に基づく合同の調査を実施し貯水槽から採取した水をそれぞれ分析していました。

このうち県の調査で1リットルあたり8万ナノグラムの高濃度のPFASが検出されていたことがわかりました。

この数値は国の暫定指針値のおよそ1600倍に相当します。

県の調査結果は今年7月には判明していましたが、協定では3者合同で結果を公表する仕組みで県幹部によりますとアメリカ軍の合意が得られず公表できなかったという事です。

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