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収賄の宮古島前市長に懲役3年求刑 陸自配備巡る賄賂
宮古島市への陸上自衛隊の配備計画を巡り宮古島市の前の市長が収賄の罪に問われている裁判で、3日検察側は懲役3年を求刑しました。
この裁判は3年前、宮古島の前の市長下地敏彦被告(75)がすでに有罪となったゴルフ場経営の男性から陸上自衛隊の駐屯用地として国に売却できたことへの謝礼と知りながら現金600万円を受け取った収賄の罪に問われています。
これまでの裁判で下地被告は「現金を受け取ったのは事実だが、政治資金として受け取ったもので、賄賂ではない」と無罪を主張しています。
検察側は「陸上自衛隊の受け入れ表明は市長の職務権限の範囲内であり600万円は受け入れ表明に対する謝礼の主旨で渡されたもので賄賂として認識し受け取ったことは明らかである」と指摘し、懲役3年、追徴600万円を求刑しました。
判決は来年2月22日に言い渡される予定です。
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