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川崎ジェット機墜落事故から60年 小学校で記憶つなぐ平和集会
うるま市川崎にアメリカ軍のジェット機が墜落し住民2人が犠牲となった事故から77日で60年となります。事故の記憶を次の世代に残すため現場に近い小学校で平和集会が開かれました。
60年前アメリカ軍のジェット機が現在のうるま市川崎に墜落し住民2人が死亡、小学生を含む6人が負傷しました。
墜落現場に近い川崎小学校では事故の記憶をつないでいこうとこの日にあわせて平和集会が開かれ、全校児童と当時事故を目撃した住民などが参加しました。
「体験者から報道は無かったがいろんな人がケガをしていたし、何人か小学生が煙の中にいたそうです。」
集会では6年生がこれまで事故について学んだことや体験者からの聞き取りで感じたことを後輩たちに伝えました。
6年生「(体験者は)私たちが思っているよりもっと辛かったんだろうなと思いました。」「ジェット機が飛ばないような平和な世の中にしたいと思いました。」
墜落を目撃し、児童からの聞き取りに協力した山田文子さんも発表に耳を傾けていました。
山田文子さん「毎日の忙しさに追われその恐ろしさを忘れがちになりますけども、ますます自分たちもこういうことを語り継がないといけないなと。」
きょうも鳴り響いたアメリカ軍のジェット機の騒音。児童たちは60年前と何も変わっていない現状に疑問を抱きながら「ぬちどぅ宝」と力を込めて発表していました。
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