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北大東村議会 自衛隊誘致で意見書可決

沖縄本島から東におよそ360キロ、太平洋に浮かぶ北大東村です。中国による海洋進出を念頭に、北大東村議会は9日、島への自衛隊誘致を求める意見書を全会一致で可決しました。

9日北大東村議会に提案された意見書では「外国の海軍は外洋進出の頻度を増し、島民は恐怖を感じている」と現状を指摘しています。

北大東村議会・宮城哲也議員「国家の安全保障・防衛基盤充実の地理的観点から本村は、自衛隊配置の適地であると思料しております。」

その上で次期中期防衛計画の作成や立案にあたっては北大東村を積極的に活用するよう求めています。

今回の提案について北大東村の宮城村長は以前から自衛隊誘致を求める住民の声があったと話します。

宮城光正村長「中国だと思うんですけど、そこで訓練が常態化していると。村としては少なからず不安を感じて生活しているのが現状なんですよ。村民が安心して安全に生活できる島づくりを目指していこうと、そのために自衛隊の誘致は大事じゃないかと。」

宮城村長は自衛隊に対する意識も沖縄本島とは異なるものがあると強調します。

「この島は本島と意識が違うと思うんですね、自衛隊に対して。急患が出た場合はずっと自衛隊のお世話になって搬送していただいているんですね。」

自衛隊の配備により人口の増加やインフラの整備など地域の活性化も期待されるとしています。

意見書は全会一致で可決され、防衛大臣に郵送されるほか、今後村では大臣に直接要請することも検討しています。

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