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砂利採取船改良し海面の軽石回収 羽地内海

県内各地に大量の軽石が漂着している問題で、国は今月から海底の砂利を採取する船を改良して軽石の回収作業に取り掛かっています。

本部半島と屋我地島に囲まれた羽地内海です。土砂で埋め立てたかのように海面を覆い尽くしているのは軽石です。

屋我地大橋のたもとには軽石が流れ込まないよう汚濁防止膜も設置されていますが状況改善の兆しは見えません。

羽地内海に溜まった軽石の回収について国は今月から新たな手法に乗り出しました。

「名護市の羽地内海では大型の作業船を使用した軽石の回収作業が確認できます」

導入されたのは海底の砂利を採取する船で、1分間におよそ100トンの水を吸い込む強力なポンプを改良してきのうまでに海面を漂うおよそ900立方メートルの軽石を回収しました。

港湾であれば陸上から重機で除去も可能ですが海上で効率よく軽石を取り除く技術はこれまでになく沖縄総合事務局は羽地内海で大型船での作業を続ける方針です。

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