米軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画をめぐり、「埋め立て承認の撤回」を国が取り消したのは違法だと県が訴えた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁那覇支部の谷口豊裁判長は県の訴えを棄却した。訴訟をめぐっては去年の一審で那覇地裁が「県の請求は裁判の審理対象に当たらない」として訴えを却下していて、県は控訴審で「処分を取り消された自治体側が裁決の取消しを求められないとすれば、違法な裁決が存在し続ける事態に陥りかねない」などと訴えの正当性を主張していた。
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