公開日

米軍の感染対策に懸念強まる一方… 飲酒運転逮捕者も

27日、キャンプハンセンのクラスターは260人に上っています。この感染がオミクロン株であるかどうか現在も分かっていませんが、アメリカ軍の対応を巡ってはクリスマスを挟んだこの週末、新たな懸念が浮上しました。

キャンプハンセンではアメリカ本国から沖縄入りした海兵隊員を中心にクラスターが発生し、今月17日には基地で働く日本人従業員のオミクロン株への感染が確認されました。

その後もキャンプシュワブで働く日本人従業員を含め基地関係者合わせて10人の感染が分かっています。

23日には在日アメリカ軍が一方的に検疫措置を緩和し、出入国の際の検査を実施していなかったことが明らかに。

沖縄の海兵隊もこの日から全ての兵士に対してワクチン接種の有無や基地の内外にかかわらず飲食時やトレーニング時を除き常時マスクの着用を求めましたが、その翌日、金武町の繁華街にはマスクもつけずに出歩く隊員たちの姿がありました。

兵士「室内のトレーニング中にはマスクはいらないが、基地内ではマスクをすることになっている。(制限は)ある程度厳しくはなってきているが、まだそこまで悪くはない。」

今回の感染が収束するまで基地の外への外出禁止などを求めてきた玉城知事は24日と25日にアメリカ兵が基地間をバスで移動し、タクシーを使って繁華街を出歩いていたとしてハンセンの外にも感染が広がることに懸念を示しました。

那覇市ではハンセン所属のアメリカ兵が酒気帯び運転で逮捕される事件も発生しています。

玉城知事「軍の規律が著しく緩み、管理能力が著しく欠如していると言わざるを得ず極めて遺憾です。」

いまだオミクロン株によるものか分かっていないキャンプハンセンの感染。玉城知事は改めてアメリカ軍の対応を強く批判し、引き続き隊員の教育と感染対策の徹底を求めました。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい