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医療従事者の休職1000人に迫る 予定の病床が確保できない事態に

県内では新型コロナウイルスへの感染や濃厚接触などで勤務できない医療従事者が1000人近くに上っていて、予定していた病床が確保できなくなっています。

県によりますと13日現在、休職している医療従事者は90か所の病院で989人に上っています。県は新型コロナ専用の病床を最大648床確保する予定でしたが対応する人員が充てられず631床に初めて下方修正しました。

医療従事者の場合濃厚接触者は毎日の陰性確認で勤務が可能とされていますが、感染拡大の勢いが強いことや子どもの感染で復帰できないケースも増えているということです。

豊見城市の友愛医療センターでも感染者や濃厚接触者が数十人がいるため、一部の診療を制限して新型コロナに対応するスタッフを補っています。

西平守邦医師「当院の職員もギリギリの所で診療を維持している状況で短期的にはなんとか踏ん張れるというところですが、これが長期化してくると県のフェーズが上がって病床を増やすニーズが出てきたとしても当院としては恐らく県のフェーズにあわせた病床の確保は不可能かなと。」

玉城知事はエッセンシャルワーカーにも感染が及んでおり、濃厚接触による2週間の就業制限が増えれば県民生活全体に深刻な影響が出るとして政府に基準の見直しを求めています。

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